【秘儀】
  私には数多くの秘儀がある。女性を一瞬で好きにさせる秘儀。女性を指一本でエクスタシーに導く秘儀。敵の身体に触れずに投げ飛ばす秘儀。その他、四百近い秘儀があるものの、それらは秘儀ゆえに、たとえ死んでも他人に見せることはない。

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【ビサージュ】
  もし、その男がお酒を飲まなかったら、日本のエロ業界が、いや、日本の文学界が変わっていたかもしれない、と、ただ私だけが思っていたところの男が編集長として作った雑誌。
  この雑誌はマニア雑誌でありながら、随所に詩的表現があり、秀逸だった。

 
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