【モロ出し】
  裏舞台芸術における完成された芸。日本の裏舞台芸術では、多彩な技が披露されて来たが、裏舞台芸術の祖である「ゼゲン」と「トアミ」は「大股を客席に向かって広げる芸は、あらゆる芸の基礎であり、また、究極である」と、その著書「乳尻性口」で書き記している。
  その大股を広げる芸が戦後の裏舞台では「モロ出し」と呼ばれ、庶民にも親しまれるようになったのである。

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