—に— 【二重拘束double bind】 人間はしばしば矛盾する二つの拘束を受ける。 「早く来なさい、しかし、安全運転で来なさい」とか「私をかまいなさい、しかし、私を干渉し過ぎないで」など。 とくにSMはこうした二重の拘束で成立しているようなところがある。 「脱ぎなさい、しかし、羞恥は持ちなさい」「私の見ている前でオシッコしなさい、しかし、他人の前でオシッコと口に出して言うような下品さは持ってはいけません」 矛盾した二つの拘束こそがSMなのだと言ってもいいかもしれない。 その昔、その昔の大昔には、この二重拘束が分裂症の原因だと言われたりもしたのだが、今では、分裂症という言葉さえもが死語になろうとしている。 | 【日記】 自分には根気がないということを思い知りたいときにはじめるといいもの。 |