読書感想会という奇妙なイベントの前にも、鹿鳴館サロンには隠しイベントのようなものがたくさんあった。
　 どうしてイベントを設けるのか、しかも、同じイベントを設けるなら、緊縛、鞭、調教ショーなどにすればいいようなものを、鹿鳴館サロンでは、そ うしたイベントよりも、読書感想会とか朗読会とか文章実験室といったような、およそＳＭとは無関係と思えるイベントが多い。どうしてなのだろうか。
　 それらのイベントのことを書くことは、鹿鳴館サロンとは何か、と、書くことにもっとも適していると思われる。そこで、しばらく、著者が鹿鳴館サロンのイベントについて語れるいくつかのことについて語っていこうかと思う。
　 その前に、鹿鳴館サロンに今ある、いくつかのイベントについて列記しておこう。
　 カードトーク・テーマトーク・緊縛研究会・鞭の日・おもてなしイベント・読書感想会・朗読会・文章実験室・癒しの日・恐怖イベント・読書の日・ 音楽フリークかけて・夕涼みイベント・浴衣イベント・BBQ・廃墟ツアー・ガチャピンツアー・メルヘンの日、さらに、これらにともなってリベンジイベント というのもある。列記損ねたものもあるかもしれない。
　 主催者が変わって名前を変更したものはあるが、止めたものはひとつもない。
　 筆者の夢は鹿鳴館サロンがなくなる前に、これらのイベントの全てを一ヶ月の間に開催することだ。なぜなら、それが鹿鳴館サロンだったのだから。そのことについても、これから語って行こうかと思う。

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