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【哀苑】
 1969年に創刊された画期的な性の科学雑誌。芸術あり文学あり古典文学あり哲学あり医学あり歴史学あり文化人類学あり、あらゆる見地で性を見つめていた雑誌。この雑誌を知らずして、現代日本の性史は語れない。あの高橋鐵が監修していたということにも驚きがある。

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【愛情】
  SMは愛がなければいけない、と、いつしか言われるようになった。しかし、愛情を勘違いしたり、愛情に渇望したり、愛情が分からなかったりするから、人は変態行為に走るのではないだろうか。
  恵まれた環境で、のんびりと過ごし、愛情豊かに育てられてさえ、人がSMに興味を抱くとは考え難い。愛があったらSMは要らないのかもしれないではないか。
 
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