【カストリ雑誌】
  粗悪なものは美しい。終戦後、男たちは三合飲めば酔いつぶれるカストリ酒を煽り、三号出せばつぶれるカストリ雑誌を読んで、快楽を貪ったものである。
  三号出せばつぶれてしまうような安直雑誌は、その後角本と呼ばれてバブル時代前夜に復興する。女王様雑誌やロリコン雑誌は、そうした背景から現代日本に認知されたと言っても、決して言い過ぎではない。
  粗悪なものは常に文化の裏で活躍しているのである。

 

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【カタルシス(katharsis)】
  ある婦人が便秘で悩んでいた。なんとか便を出そうとするが、浣腸しても、指でほじっても出て来ない。彼女は、小学校でトイレに行けなかったときの便が、どこかに詰まっているのではないかと言った。
  仕方ないので、彼女が小学生の頃に好きだったカルピスで浣腸すると、おはじきが出て来た。綺麗なので友達のものを盗んで肛門の中に隠したものだった。そのおはじきの後に、大量の便が出た。
  これがカタルシスだ。

 
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