【コプロフィリアcoprophilia】 1 美食を追及したある公爵が見つけた究極のご馳走。それは綿アメのようであり、夜店の焼きそばのようであり、ソースせんべいのような味のする食べ物である、公爵は語っている。 さらに言えば、神が形を作る前、人間がまだ泥だった頃の懐かしい記憶の食べ物でもあった、と、公爵は語っている。公爵が語っているのである。 | 【コプロフィリアcoprophilia 】 2 美食家たちが最後にはゲテモノ食いに至るというのは、美食家たちの間では常識である。 同じ理屈で、性の究極がコプロフィリアであるというのは、ごく、一部の人たちにとっての常識である。もちろん、多くの人にとっての非常識でもある。 |