8.高腕真一文字 |
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下揃え真一文字をさらにきつくした緊縛であり、この緊縛は縛られる者に恐怖と苦痛を与えるために作られている。縛られた者は二足歩行の者としての不自由さを嫌というほど思い知らされることになる。
この緊縛の基本は全裸にて行われ、緊縛後には鞭などの責めが待っている。鞭を打たれても逃げることも倒れることさえもできないのだ。
「幕末裏緊縛作法」には、この緊縛の裏技が載っているが、こちらは、膝の上下に横縄が通り、しかも、両足は縦棒で添え木されているので、膝を折ることもできない。倒れるときには、真一文字のまま。これはかなり危険な技だと同書にはある。 |