鹿鳴館サロン
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緊縛図鑑

   01. 亀甲縛り
   02. 鞭縄・背晒し
   03. 背負い胡坐
   04. 鞭縄・胸晒し
   05. 狢縛り
   06. 姫泣かせ 
   07. 側面座位尻晒し
   08. 高腕真一文字
   09. 両手前方腕十字
   10. あやめくずし 
   11. 利き手逃がし
   12. 羽交い高手緊縛
   13. 両手後方首十字
   14. 床卍
   15. 胡坐縛り両手閂
   16. 拷問縄・片足胡坐立ち
   17. 拷問縄・絹しぼり
 18. 姫蔓

 

 


9.両手前方腕十字


 首の前で両手を十字にくくりつけることによって、自らの首を自らに絞めさせるところの緊縛である。この縛りはこのまま縛られた者を背後から犯すためのものであり、これは男女ともに使える。背後から犯すと、当然だが、縛られた者の息が荒くなる。ところが、その時に、縛られた者ははじめて、この縛りがいかに過酷なものだったかを知るのである。
  女性が男性を責めるときには、首の後ろにある両手首に縄をかけ、それを手綱として男に騎乗したり、さらに残酷な責めでは男性の尻を犯しながら、その上に騎乗するということも行われる。

高腕一文字


 緊縛されることには慣れていました。緊縛されたまま犯さられることにも慣れていました。そうしたことは、私にとっては、もうきつい責めではなく、むしろ快感をともなったご褒美のようになっていたのです。
  ですから、この縛りをされたときにも、いつもの悦楽が私に与えられるものと考えていました。
  ところが違いました。後ろから愛撫されると、少しの苦痛がありました。愛撫は気持ちのいいもののはずなのに苦痛なんです。さらに、いつものように挿入がはじまると、私は自分がとんでもなく苦しいことに気付いたのです。突かれる度に首は絞まるし、快感に息が荒くなろうとするのに、それが許されないぐらい呼吸が圧迫されているのです。気持ちいいところに苦痛がある。それはまさに気持ちいいからこその地獄の苦しみでした。


出典『鹿鳴館緊縛図鑑』鹿鳴館編集部 鹿鳴館出版局

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