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官能文学辞典

序 文

 筆者の日記は、日記ではなく企画であり作品だった。いくつぐらいの企画がここにあったのかは、筆者も忘れている。きちんとはじめるが、きちんとエンディングさせないからだろう。
 それはそれで筆者のことだから仕方ないと諦めてもらうとして、このところ、その新しい企画も少なくなった。終わらせないのはいいが、はじめないのはいかがなものかと思う。
 そこで、そろそろ、新しいことをはじめようかと思う。
 まずは、超短編の小説を少し書くことにしよう。実験的な小説として四行というのを試みたことがある。気が付いた人も多いようだが、四行とは、当然のことながら小説の基本であるところの起承転結の四行という意味だった。しかし、あれは、あくまでも実験であり、たったこれだけでも法則に従いさえすれば、それなりに小説のようなものになるよ、という筆者から新しい書き手に対するメッセージのようなものだった。
 今度は、そうした実験ではなく、まじめに小説を書こうかと思う。
 しかし、だらだら書いても、このMIXIというメディアには不似合いなので、超短編にしようかと思う。もちろん、小説であるから、超短編は最後に不思議なリンクを見せてエンディングすることになる。そんな小説を書こうかと思う。
 タイトルは「窓話」だ。筆者は窓というものこそがエロティシズムだと語り続けてきた。そして、自身も窓に纏わるさまざまなエロティックストーリーを集めている。つまり筆者は「窓話」コレクターでもあるわけだ。そのコレクションを小説として披露していこうかと思うのである。
 いまさら筆者が『ロミオとジュリエット』論『オルフェウスの窓』論や『ラプンツェル』論を書くはずもないから、当然、これは筆者なりの官能小説になる。ただし、いわゆる筆者の好きな三文小説にはならないだろう。そこで、三文小説の企画も、また、考えておきたい。考えておこうかと思う。最近はオシャレなものばかりで、くだらないエロ小説が少なすぎるので、ここらで、おもいっきりくだらない、つっこみどころ満載の男のご都合主義のエロ小説も見せておきたいのだ。
 しかし、とりあえずは、まじめな小説のほうから。

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