鹿鳴館サロン
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緊縛図鑑

   01. 亀甲縛り
   02. 鞭縄・背晒し
   03. 背負い胡坐
   04. 鞭縄・胸晒し
   05. 狢縛り
   06. 姫泣かせ 
   07. 側面座位尻晒し
   08. 高腕真一文字
   09. 両手前方腕十字
   10. あやめくずし 
   11. 利き手逃がし
   12. 羽交い高手緊縛
   13. 両手後方首十字
   14. 床卍
   15. 胡坐縛り両手閂
   16. 拷問縄・片足胡坐立ち
   17. 拷問縄・絹しぼり
 18. 姫蔓

 

 


2.鞭縄.背晒し


 色白な女が男の気を惹くのは、それが太陽を浴びずに弱々しいものに見えるからという理由だけではない。色白な肌のほうがそこに出来る傷や痣が目立つからという理由もあるのだ。
  特に白くやわらかく適度な広さを持った女の背は、鞭を使っての折檻好きの男にはたまらないもの。そうした女の背は鞭好きとっては画家のために用意された真っ白な画材と同じなのだ。
  男はそこについて行く赤い痣、青い痣、黒い痣で子供のように純真に絵を描くのである。
  そんな残酷な絵師のために作られたのが、この縛りで、女はぎゅうぎゅうに縛られて動くことができないのに、その背と尻だけが晒されているというわけだ。

亀甲縛り写真


 床に顔を押し付けていないとバランスを崩して倒れてしまいます。 以前、倒れたときには嫌というほど脇腹を打たれました。脇腹はその 痛みの激しさも耐え難いのですが、何よりも付いた痣が消え難いのが 困るのです。  ですから、私は膝を折って手を頭の後ろに抱えさせられたまま、じ っと耐えるのです。恥ずかしい部分を上に向けて晒す羞恥と痛みに耐 えるのです。背中とお尻がジリジリと焼けたように痛むのですが、そ の痛みに、ただ、じっと耐えるのです。そうすれば痛みは背中とお尻 だけですむし、痣もそこにしか付かないのです。  背中の痛み、いえ、熱はいつもは冷たい私の全身を火照らせ、やが て私はゆっくりと気を消失して行くのです。  気がつくと、縄はすっかり解かれていますが、解かれた後でも、縛 られていたはずの手足は痺れ、背中とお尻には熱い痛みが残っていま す。  恥ずかしくて惨めな縛りなのですが、私はこの縛りが好きです。な ぜなら、この縛りは他の縛りで鞭打たれるより、ほんの少しだけ楽な のですから。


出典『鹿鳴館緊縛図鑑』鹿鳴館編集部 鹿鳴館出版局

3. 背負い胡坐 へ

 


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