鹿鳴館サロン
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緊縛図鑑

   01. 亀甲縛り
   02. 鞭縄・背晒し
   03. 背負い胡坐
   04. 鞭縄・胸晒し
   05. 狢縛り
   06. 姫泣かせ 
   07. 側面座位尻晒し
   08. 高腕真一文字
   09. 両手前方腕十字
   10. あやめくずし 
   11. 利き手逃がし
   12. 羽交い高手緊縛
   13. 両手後方首十字
   14. 床卍
   15. 胡坐縛り両手閂
   16. 拷問縄・片足胡坐立ち
   17. 拷問縄・絹しぼり
 18. 姫蔓

 

 


4.鞭縄.胸晒し


 前から見るかぎりには、ほとんど縄が見えない。とくに襦袢を着せたままに縛るのにむいていて、後ろ手を足首に固定し自由を奪った後で襦袢の前をはだけると、女がどんなに羞恥しても胸もアソコも無防備に晒されることになる。
  そうしておいて、胸や股間に一本鞭を入れるのである。
  また、この縛りは、最後に猿轡をし、その猿轡の後ろを足首の縄にかけたり、女の髪が長ければ髪を後ろに束ねて縛り、その先を足首の縄にかけたりもできる。
  前から見れば、ただの全裸に襦袢を羽織った女に見えるが、背にまわるとかなりきつい縛りになっている。それがいいのだ。

亀甲縛り写真


 全裸に襦袢を羽織らされたとき、ああ、今日は美しく縛っていただけるのだと思いました。美しく縛られ、それを愛でられる、それはM女にとっては最高に幸せなときです。  いつものように縛られました。後ろ手ですが腕は伸ばされたまま、そのままうつ伏せに寝かされ足首を縛られました。どこか不自然でした。いつものように全身を縄が這うという感覚がなかったからです。  足首を固定された後、立膝にされました。ああ、こうするために膝は固定されなかったのだと思いました。  その後、背を後ろに反らされると、きつい姿勢になりました。顔は天井を向き、頭が後ろに下がるので首も辛くなりました。その状態で襦袢の前が割られました。コンプレックスのあるおっぱいもおなかも晒されました。  そして、鞭がそのおっぱいやおなかを容赦なく責めたのです。敏感でやわらかい場所です。背中やお尻よりも何倍も痛い場所です。泣きました。叫びました。でも、怖くて倒れることはできないのです。股間に鞭が当たった瞬間には膝を閉じようとも思ったのですが、そんなことをすれば横に倒れてしまいます。倒れれば無防備な私の頭が固いベッドの端にぶつかるかもしれないのです。  倒れることもできず、膝を閉じることもできないまま、私はただじっと鞭の終わるのを待っていました。


出典『鹿鳴館緊縛図鑑』鹿鳴館編集部 鹿鳴館出版局

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